幸せな時間、無償の愛、そして別れ
言葉では言い表せないほどの幸せな時間や癒しを飼い主さんに与えてくれる犬や猫、その他の動物たち。 ペットという呼び方が憚れるほど、完全にご家族の一員と考えている飼い主さんは多いと思います。
動物をご家族として迎え入れる経緯は様々でしょうが、一緒に過ごす時間が長ければ長いほど愛情も出てきますし、動物たちもそれに精一杯応えてくれます。 容姿や体型、知能など完璧ではなくとも、むしろそういうところこそ愛おしく感じ、誰もが「我が子が一番!」という思いで一緒に過ごしているのではないでしょうか?
別れ
しかし、その大切でかけがえのない「我が子」との別れは必ずやってきます。 誰しもが絶対に避けては通れませんし、ご家族として迎え入れた以上は最後まで見送るということは、飼い主さんの最も大きな責任なのです。
虹の橋を渡って行く「我が子」は、愛くるしい表情や仕草はもうしてくれません。 呼んでも振り返ることもありません。 悲しい、寂しい、辛い、苦しい…、思いつく限りのネガティブな言葉でも足りないほどの大きな悲しみに襲われることでしょう。
家族として迎え入れて、果たして「我が子」は幸せだったのだろうか? もっとこうしてあげれば良かった、ああしてあげれば良かった、もっと色んなところに連れて行ってあげれば良かった、もっと一緒に過ごしてあげれば良かった…。 旅立ってしまった以上、いまさらどうすることもできない後悔がぐるぐると頭を巡ります。 大きな愛情を持って接していた方ほど、その悲しみや喪失感、様々な後悔は大きいようです。
飼い主さんは、天国へ旅立った「我が子」をその後どうするか、ということも考えなければなりません。
主な供養の方法
大きなお庭があるようなご家庭ですとお庭に穴を掘ってそのまま埋葬することもあるようですが、通常は荼毘に付し(火葬し)適切な大きさの骨壷に収骨した後に
- しかるべき納骨施設(寺院や霊園の動物供養塔・ペット霊園・ご家族のお墓など)に埋葬する
- 散骨する
- ご自宅にご遺骨を置いてご供養(手元供養)する
などの選択肢の中からご家族でご相談して決めることが多いようです。
当店では樹齢200年以上の天然秋田杉の柾目材を厳選して製作した当店オリジナルの供養木箱「木霊」での手元供養をご提案しています。
埋葬施設への埋葬や散骨という選択が良くないとは決して思いませんし、むしろご遺骨がご自宅にあるほうが悲しくて辛いという方もいらっしゃるのは事実です。 お墓などに埋葬してあげたほうが、より「我が子」への供養の気持ちが満たされるという方は、そうしたほうが良いでしょう。
一度手元から離れたら二度と取り戻すことができない
しかし、一度埋葬や散骨などを選択してしまうと、基本的には二度とお手元にご遺骨が戻ることはありません。
後になってご遺骨を手放したことを後悔するくらいなら、とりあえずしばらくの間はご自宅で心ゆくまでご供養をしながらゆっくりじっくり考え、気持ちの整理がついてから納骨施設に埋葬したり海などに散骨しても、決して遅くはないのではないでしょうか。
当店でご提案している供養木箱「木霊」は、当店の工房長が長年培った木工職人の技でひとつひとつ心を込めて丁寧に手作業で作り上げているのですが、使用している木材は人工的な合板や集成材ではなく無垢材にこだわり、さらに木材表面の仕上げにも100%自然素材で出来ている蜜ロウワックスを使用しているので、万が一同居のご家族(同居のペット)が舐めてしまっても心配ありません。
骨壷のような冷たく悲しい雰囲気ではありませんので、ご供養をするご自宅の空間にも違和感を与えませんし、自然の樹木が持つ癒しの力と木材の優しく温かな雰囲気と手触りで、飼い主さんの悲しみに寄り添います。
あの頃と変わらず「おはよう」「ただいま」と声を掛けるだけでも、立派なご供養だと信じています。
当店ではご遺骨の体積を小さくするため、ご遺骨のパウダー加工をお勧めしておりますが、体の小さな動物であれば、必ずしもパウダー加工をする必要はありません。
ご不明なことがございましたらご遠慮なくご相談ください。